プラズマクラスター殺菌作用の本体はオゾン

プラズマクラスターやナノイー自体にはほとんど殺菌効果がないことが明らかに。発表したのは、国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンターの西村秀一氏。論文では、シャープの「プラズマクラスターイオン発生機」、パナソニックの「ナノイー発生機」、キングジムのイオン発生式 空気清浄機「ビオン」の三つの機器について殺菌能力を調べた。

 
その結果、極めて狭い空間では、製品に一定の殺菌効果があることを確認できた。ただし、メーカーがプラズマクラスターイオンやナノイーと呼んでいる粒子を除去しても殺菌効果は変わらなかった。一方、各粒子と同時に発生するオゾンを除去すると殺菌効果が激減したという。このことは殺菌作用の本体がオゾンであることを強く示唆すると結論付けている。

(Tech-On!より)

 

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