県商工会連合会は12日、昨年12月に首都圏の一般消費者を対象に行った県産食品などに対する意識調査の結果を発表した。県産品を「買わない」と答えた 消費者は30.2%で、前回調査(2012年9月)の30.4%と比べほぼ同水準だった。首都圏の消費者の県産品に対する意識はこの1年間でほとんど変化 がなく、本県への風評が根強いことを裏付けた。
同連合会は「本県の風評被害はあまり改善していない」と分析し、風評被害の払拭(ふっしょく)に向けたPR活動やイベントを実施する考え。
「買わない」(加工品を含む)「買う機会がない」と答えた消費者は合わせて52%で前回に比べ0.8ポイント上昇したのに対し、「買う」と答えた人は11.8%と、前回より2.6ポイント低下した。
調査には、20~80歳までの首都圏に住む男女500人がインターネットで回答した。
一方、同連合会が昨年開いた「福島の美味しいもの食のフェア」の来場者に聞いた県産品に対する安心度については「とても安心」「安心」「やや安心」と答 えた割合が会津会場で71・5%だったの対し、郡山会場では58・6%と低下した。同連合会は会津地方と中通りで、食品に対する安心感に差があるとみてい る。
福島民友新聞 2月13日(木)
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