【6月17日 AFP】英当局は16日、調理前に鶏肉を洗うことについて、一般的な認識とは逆に食中毒の原因になる可能性があるとして消費者に注意を呼びかけた。
英食品基準庁(Food Standards Agency、FSA)の調査によると、英国人の44%が調理前に生の鶏肉を洗っている。
未調理の鶏肉を洗うとカンピロバクター菌が周囲に飛び散る可能性があるが、その事実を知っていたのは、調査対象となった成人4540人のうちわずか28%だった。カンピロバクター菌は、英国で発生する食中毒の最大の原因となっているという。
鶏肉を洗う理由で最も多かったのは「汚れや細菌を取り除くため」で、こうした認識は各家庭で代々伝えられているという。
しかし実際には、鶏肉を洗う行為により、手や衣類の他、周囲に危険な細菌を拡散させる可能性があるとFSAは指摘している。
FSAは、今年の「食品安全週間(2014 Food Safety Week)」で、鶏肉の洗浄反対キャンペーンを展開。料理番組のプロデューサーらに対して、番組内で鶏肉の洗浄をやめるよう求める公開書簡を作成した。
カンピロバクターは、腹痛や激しい下痢、嘔吐を引き起こす可能性があり、なかには死に至るケースもある。子供や高齢者に対するリスクが最も高い。
家禽類の肉が主な感染源とされるカンピロバクター菌は、感染すると手足の麻痺などの症状を引き起こすギラン・バレー症候群の原因でもある。(c)AFP
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