「夏かぜ」の代表的な疾患のヘルパンギーナが流行の兆しを見せている。国立感染症研究所がまとめた6月16日から22日までの週の患者報告は、全国平均で 前週比1.5倍の報告数を記録。7週連続で報告数が増えており、前週比3倍となった鳥取県では警報基準値を超過した。同県衛生環境研究所は「県内全域で患
者が増加し、流行している」とし、うがいや手洗いの徹底に加え、罹患した場合は早目に医療機関を受診することを勧めている。【新井哉】
同研究所がまとめた6月16日から22日までの全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000か所)は、定点医療機関当たり1.31人。都道府県別の 報告数は、鳥取が最多で6.05人。次いで山口(4.6人)、宮崎(3.67人)、大分(3.58人)、熊本(3.08人)、徳島(2.57人)、佐賀
(2.52人)、長崎(2.43人)、大阪(2.34人)、群馬(2.27人)、鹿児島と福岡(2.11人)、三重(2.0人)、香川(1.9人)、東京 (1.88人)などの順だった。
西日本を中心に定点当たり6.0人の警報基準値を上回る保健所管内が増えている。鳥取県の中部(11.0人)と東部(6.75人)、山口県の山口 (8.6人)、萩(8.5人)、周南(8.38人)、長門(7.5人)、宮崎県の日向(9.5人)と延岡(8.3人)、大分県の南部(11.0人)、熊本
県の菊池(6.8人)と宇城(6.5人)、佐賀県の伊万里(7.0人)、長崎県の県南(8.8人)、群馬県の安中(8.0人)と高崎市(6.67人)など で警報基準値を超えている。
ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2-7日の潜伏期間後、38度以上の発熱 や口腔内に水疱が現れる。2-4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。高熱や口腔内の痛みで、食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや
髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。
医療介護CBニュース 7月1日(火)13時13分配信
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