事故や災害などで高い放射線量に被曝した際に起こる骨髄損傷などの放射線障害について、防衛医大の研究チームは5日、大量のビタミンCを直ちに投与することで大幅に軽減できたとする研究結果を、米科学誌「プロスワン」に発表した。
高線量の放射線を全身に浴びると、強い酸化作用を持つ活性酸素が細胞内に大量に発生する。活性酸素は細胞膜や遺伝子などを傷つけ、骨髄や腸管などの臓器を損傷させる恐れがある。
研究チームは、活性酸素を抑える抗酸化作用を持つビタミンCに着目。致死量である約7・5シーベルトの高い量の放射線をマウス30匹に照射して、ビタミンCの投与後の効果を探った。
その結果、体重1キロあたり3グラムの大量のビタミンCを投与した15匹は、骨髄細胞の損傷が抑えられて14匹が生存。一方、何も投与しない15匹のうち8匹は、骨髄細胞が死滅して1~2週間で死んだ。
2015年02月06日【読売新聞】
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