(CNN) いったん減少したように見えていた西アフリカのエボラ出血熱感染者が、再び増加に転じている。世界保健機関(WHO)によると、6月第1週の間にギニアとシエラレオネで新たに31人の感染が確認され、第2週の前半までに感染者はさらに14人増加した。
西アフリカのエボラ熱感染者が2週間連続で増加したことを受け、WHOでは最近の発症例についてどのような経緯で感染したのかを調べている。
国連エボラ緊急対応ミッションは12日までに声明を発表。「流行はまだ終わっていない。地域全体で症例がゼロになり、ゼロのまま数カ月間経過できるようになるまで対策は続けなければならない」と強調した。
WHOは先月、リベリアのエボラ熱終息を宣言した。しかしギニアとシエラレオネではまだ流行が続いており、当局者らはリベリアに再びウイルスが持ち込まれる恐れもあると警告する。同国ではエボラ熱のために4000人以上が死亡している。
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