塩崎恭（やす）久（ひさ）厚生労働相は７日の閣議後会見で、東京都武蔵村山市の国立感染症研究所（感染研）村山庁舎について、エボラ出血熱など最も危険 度の高い感染症の病原体を扱える「バイオ・セーフティー・レベル（ＢＳＬ）４」施設に指定したと発表した。指定は同日付。ＢＳＬ４施設の稼働は国内で初め てとなる。

　感染研のＢＳＬ４施設は昭和５６年に完成したが、住民の反対などからこれまで危険度のレベルを下げて稼働してきた。見学会などで住民の理解が進んだとし て、今月３日、同市の藤野勝市長との間で稼働に合意していた。塩崎厚労相は「市長との確認事項に沿い、地域住民の安全と安心を最優先する。国境を越えてど のような感染症が入ってくるか分からない時代なので、備えをしっかりしたい」と述べた。

　施設は感染者の生命を守るために必要な診断や治療に関する業務に特化して使用。エボラやラッサ熱など危険度の高い５種の感染症の患者が出た場合、病原体 の詳細な検査ができるようになる。ウイルスを保管し、検査方法の開発や改良を行うことも可能となる。厚労省は研究用のための病原体の輸入は「現時点で検討 していない」としている。
産経新聞

【グレース】 オゾン（除菌・脱臭）・高濃度水素水・サイマペットの販売

 〒245-0022

 神奈川県横浜市泉区和泉が丘3-30-1

 TEL:045-392-6571